この記事では、第二子妊娠を目指した40代の不妊治療体験談を紹介しています。
今回は子宮外妊娠の手術方法をはじめ、手術後の治療内容や今後の妊活についてまとめています。
参考になれば幸いです。
子宮外妊娠の手術方法

ここからは私がおこなった子宮外妊娠の手術方法について紹介していきます。
私は腹腔鏡手術でおこなわれました。
腹腔鏡手術とは、腹部に小さな穴(5~12mmほど)を複数開けて内視鏡や専用器具を挿入し、モニターを見ながら行う外科手術。
手術中は腹腔内に二酸化炭素ガスを注入して膨らませる。
切除した部分は穴から摘出する。
※私の手術は、図の赤い印部分から器具を挿入しました。
エコー・MRI画像をもとに腹腔鏡で直接着床部分を探し、胎嚢や絨毛などを除去する手術内容でした。
さらに体内を確認したところ、以前受けた子宮筋腫の手術の影響で子宮と腸が癒着していたようで、剥がす手術も受けました。
また念のため子宮内に妊娠に関わる組織がないように、子宮内を掃除する手術もおこなわれました。
手術後の診断結果説明

3時間以内に終わる予定だと思っていた手術ですが、実際には7時間以上かかり全員がビックリ。
手術後に先生からこのような診断結果を説明されました。
- 以前手術で子宮筋腫を取ったところの壁に穴が開いていた可能性。
- その穴から受精卵が出て、子宮を覆っている腹膜と子宮の裏側の間に流れ、その隙間に着床した様子。
- 子宮外妊娠というより子宮筋腫や子宮破裂に似た手術になった。
MRIで確認した際に子宮の壁が薄い箇所があったようで「そこに穴が開いていて、受精卵が外に出た可能性がある」とのことでした。
今回は「普通の子宮外妊娠とは違う手術となった」と説明を受けました。
子宮外妊娠の手術内容


おこなった手術の内容はこのようです。
- 子宮の裏側に着床した胎嚢らしき組織を切って除去した。
- 子宮の壁に開いていた穴の周辺を切り(穴の周辺の皮膚が固くなっていたため)、縫い合わせて閉じた。
- 子宮内に妊娠に関わる組織がないように、子宮内の掃除をした(子宮内をガリガリと削った)。
- 以前子宮筋腫の手術をした時の影響で腸と子宮の癒着が激しかったため剥がし、くっつかないようにスプレーをした。
このまま妊娠してお腹が大きくなったら子宮破裂の可能性があったと説明を受けました。
また「第一子妊娠の時も穴が開いていた可能性があった」「子宮破裂せず出産できたのは運が良かった」とのことでした。
「子宮の裏側だったからエコーでも穴が発見しにくい場所だった」「他に開いている穴があるかどうかはわからない」という話をうかがいました。
手術後の治療内容
朝ごはんは早い時間に肉まんを半分食べただけで、その後は飲食せず空腹に耐えていた手術当日。
ごはんが食べられるようになるまで「お腹がグーグー鳴ってたら嫌だなー」と思っていましたが、手術後はそんなことが考えられないくらい痛みと吐き気の闘いでした。
ちなみに手術を終えてからはずっと点滴で生理食塩水を入れ体内に水分を補充していたので、脱水などの症状はありませんでした。
①手術翌日の流れ
手術を終えて真夜中に麻酔から覚めてから、口の中に入れていた管を抜かれました。(自発呼吸ができるようになったら外してもらえる管)
そしてトイレに行けないため手術後から尿カテーテルが挿入されていました。
また痛み止めは点滴から入れられ、痛みが強い場合は看護師さんに痛み止めの追加を依頼していました。
その後の過ごし方はこちらです。
8:00~
朝になり尿カテーテルを外したい意思を伝える。
尿カテーテルを外した後に、ふらつかないで立てるか試される。
タオルで体を拭いてキレイにする。
新しいパジャマに着替える。
歯磨きをする。
↓
11:00
車椅子で病室に戻る。
↓
11:50
昼ごはんが届く。
ごはんは五分粥からスタート。
↓
15:00
手術後、初めてのトイレに行く。
尿が出るときお腹が痛かった。
↓
17:50
夕ごはんが届く。
ごはんは五分粥。
↓
0:00
点滴交換のため看護師に起こされる。
この日は麻酔でクラクラしている時間が長かったため、ベッドで横になっていることが多かったです。
空き時間があれば寝ていました。
お腹の痛みは我慢できなかったため、痛み止めの点滴を定期的に入れてもらいました。
- 看護師さんに「まだふらつくと思うので、最初のトイレは一緒に行きます」と言われた。
- 点滴の痛み止めも使っているが、飲み薬のロキソニンも飲んで良いと言われた。
- 都度オナラの確認をされる。(早くガスを出さないと癒着する可能性があるため)
- 「HCGが下がり陰性の確認ができたら退院の日が決まる」と説明される。
- 手術2日後からシャワーOKとのこと。
午後は少し動けるようになったので、入院バックから必要なもの(イヤホンやコンセントなど暇つぶしアイテム)を取ることができました。
お昼からごはんが食べられるようになりましたが、病院食は味がなくておいしさを感じなかったのと、食べると吐き気がしたため全然食べることができませんでした。
気持ち悪くて食べられないのにお腹が空いていることが辛かったです。
②手術2日目の過ごし方
ベッドが体に合わなかったのと仰向けにしかなれなかったため、腰が痛すぎて全然眠れずな夜を過ごし術後2日目を迎えました。
術後2日目の過ごし方はこちらです。
6:30
起床。
オナラ出た。
↓
7:30
先生の訪問。
手術の治療内容を簡潔に聞く。
手術箇所の傷あとを確認してもらう。
↓
8:00
朝ごはんが届く。
ごはんは五分粥。
↓
10:00
点滴を入れている場所が腫れてきたため、別のところから点滴を入れることになる。
↓
11:50
昼ごはんが届く。
ごはんは全粥。
↓
18:15
夕ごはんが届く。
ごはんは全粥。
↓
18:30
点滴終了。
点滴の針を抜く。
手術後のHCGは3000。
手術前の9500からは数値が減りましたが、まだ陰性ではないため様子見とのこと。
- HCGの数値が下がらなければ胎嚢や絨毛などが取り切れていない。
- 翌日に血液検査をして問題なければ2日後に退院できる。
先生からは「腹腔鏡でガスを入れているからたくさん歩いて出した方が良い」「動いたほうがガスが出やすくなるし、傷の治りも良い」と言われ、病室や廊下を歩きました。
咳をするとお腹に力が入って傷が痛くなるのもつらかったです。
この日はへその上の皮膚が固くなって膨らみ、押されると痛く、看護師さんにマークされていました。
なぜなら、へそにできた傷(内視鏡を入れた箇所)が一番大事な場所で「腹圧をかけるとヘルニアになるから気を付けて」ということでした。
③手術3日目の過ごし方
午前中の時点で動かなければ痛みを感じることはなくなり、午後には普通の速さで歩けるようになった術後3日目。
この日の体調は、動くと頭が痛くなったり足が痺れていたりお腹がゆるかったりしていましたが、病室をひたすらに歩けるほど順調に回復していると感じました。
術後3日目の過ごし方はこちらです。
6:00
起床
↓
6:50
採血
検温
血圧測定
↓
7:50
朝ごはんが届く。
ごはんは全粥。
↓
10:00
手術の時に途中から参加した看護師さんが訪問。
体調や気になることがないか聞かれた。
↓
11:00
病室を歩いて運動する。
↓
11:50
昼ごはんが届く。
ごはんが白米になる。
↓
13:20
検温・血圧測定
↓
13:30
担当医師の診察。(退院前検査)
問診と内診。
↓
14:30
退院の許可出る。
退院の手続きをおこなう。
帰り支度をする。
本来なら術後3日では退院できないようですが「いつ退院できるのか」「早く退院したい!」と懇願した結果、術後3日目に先生から退院の許可が出ました。
自宅で気をつけることや今後の治療スケジュールはこちらです。
- 退院の2週間後に検査(血液検査と内診)をする。
- 次回診察で血液検査でHCGや炎症の数値を確認する。
- 次回内診では除去した箇所や縫った箇所を確認していく。
- 熱が出る可能性があるため自宅で体温を測るように。
- 痛みが出たらロキソニンを飲む。
- 腹圧かけないように生活する。(子どもの抱っこNG)
- スクワットのような動きはNG。
- 腸が癒着するから歩いてほしいが走るのはNG。
- 傷口が膿んだり血がドバっと出たり塊が出たら病院に連絡。
術後3日目のHCGは490で、前日の3000からは下がってきているとのこと。
しかし炎症の数値がまだ下っていないため、熱が出る可能性があるとうかがいました。
炎症を下げるには運動(歩くこと)が良いそうです。
子宮外妊娠後に妊娠はできる?
私の症状の場合、妊娠は「おすすめできない」とのことでした。
理由は子宮筋腫の手術により、子宮の壁が薄くなっている可能性がある。
今回のように穴が開いていたり、妊娠中に子宮破裂する可能性がある。
もし妊活したいなら傷が治るであろう半年~1年後から可能。
その場合「治療を始める前にMRIを撮って造影剤入れ、子宮の中を確認したほうが良い」とのことでした。
今回のように怪しい箇所があれば手術で縫う方法もあるが、その箇所が弱って子宮破裂する可能性もある。
子宮筋腫を取った皮膚が固くなっていたり、伸びにくくなっていたりすると子宮破裂の可能性がある。
私の担当の先生は「妊娠したいならダメとは言えないけど・・・おすすめできない」とのことでした。
まとめ
40代の第二子不妊治療の診察22回目について紹介してきました。
術後3日目で退院できましたが、陰性の判定をもらっていないためまだまだ通院することになりそうです。
2週間後の検査までは「腹圧をかけずに過ごす」ようにします。
子どもの抱っこNGはキツイなー
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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